私が小学校1年生の時に伊勢湾台風を経験して、その後の川を見てきたし、49年には大迫ダムが完成し、56年からは大滝ダムの工事が始まり様変わりしていく川を見てきました。とは言え水量を図ったわけでもなく、水温、水質などの変化も科学的には分かりません。しかし、見た目にも、川に入った状態、水中眼鏡で川を覗いたときに変化を感じて来ました。
7月になると鮎もだいぶ大きくなっていました。夏休みは毎日川での遊びの日々でした。ウナギ釣りもいっぺんだけどおもしろい目に遭いました。昼釣り用のウナギ釣り針が夜づけ用の針とは別にあって、餌は鮎の切り身やミミズを使いました。
中学生のころ兄といっしょに東川の青木にあった第一中学校の少し下流の大きな岩の周辺でウナギ釣りをしました。岩が地面と接している部分に穴があってウナギが棲みつき出入りしていると、穴の下の部分がこすれてきれいになっていると聞いていたので穴を探すと、きれいになった穴がありました。さっそく鮎をかみそりで小さく切って針に刺し、穴の口にもっていくとパクリ!ウナギがすばやく出てきて餌をくわえて中に引っ込みました。ここで慌てて糸を引いてはいけません。ゆっくりと餌を飲み込ませてから、そっと糸を引くのです。糸がピンと張ったら力を入れてウナギを引き出すのです。
その場所で5匹のウナギを釣りました。その後何年か経ってその場所に行ったのですが、コケと泥とが岩を覆い、穴も汚れたままでした 。 |