ありがとうのページ (平成28年度 2016年4月〜2017年3月)
1月 門杉
 1月13日(金)まで森と水の源流館前に吉野杉の丸太と酒樽を使った門杉を展示しています。平成29年(2017年)は酉年です。「酉」には「みのり」という意味があるそうです。自然の「実り」に水が加わり酒となり、「実り」は人から人へと伝え、配られます。おかげさまで、15周年。ますますコミュニケーション力を高めて、つながりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いします。
12/4(日) 源流学の森づくり
 秋、コミネカエデの紅葉が綺麗な源流学の森です。午前中はシカの食害を防ぐネットを設置。さぁ、昼食です。今日は源流人会会員様から差入で猪肉をいただきましたので、味噌汁と焼肉を作りました。午後からは…と思ったのですが、天気が怪しくなってきたので森の見回りで終了、大方の予想どおり雨が降り出してきたので撤収しました。急遽予定を短縮しましたが、初めて参加の方も多く、楽しく森づくりができました。
11/3(祝) 水源地の森ツアー
 トチノキは早々に葉を落とし秋の雰囲気ですが、全体的に紅葉はまだといった水源地の森です。奈良県内の方には自分たちの水道水(※市町村によって自水系、宇陀川水系、吉野川水系の水が使われています)のもとにある森がどんなところか知らない方も多く、このツアーで体験できたという感想をいただきます。季節によって、あるいは時々刻々と移り変わる様子はずっと見ていられます。その“ずっと”が続いていくことが大切なのだと改めて思いました。
9/17(土) 源流学の森づくり・山野草の里交流会
 源流学の森づくりと山野草の里との2回目の交流会です。今回は川上村白屋「未来への風景づくり」で森と水の源流館が管理している区画を一緒に草刈りしました。実は、大滝ダム建設に伴い全戸移転したため、草刈が繁茂に行われなくなって外来種の問題も起こっているのです。また、源流学の森づくりや川上村の進めている水源地の村づくりの経緯や趣旨などを話したり、自然観察したりしました。
9月 過疎地域自立活性化優良事例総務大臣表彰
 公益財団法人吉野川紀の川源流物語は「平成28年度の過疎地域自立活性化優良事例」において総務大臣表彰をいただきました。地域の自立と風格の醸成を目指した過疎地域の取組を奨励するため、創意工夫をもって過疎地域の活性化に取り組み、優れた成果を上げ、過疎対策の先的、モデル的事例としてふさわしいこと等を審査の基準として選定いただいたものです。(総務大臣表彰は全国で5団体が選定) 自然や歴史、吉野林業など豊かな資源とともに歩んできた川上村と村民の取組み。そして、吉野川紀の川の水が届くところをはじめ流域や都市部のみなさまのご支援とうまくつながった活動を続けることができたことを評価いただけたと考えます。ありがとうございます。 。
7〜8月 かわかみ遊水フェスタ
 夏休み期間、ペットボトル顕微鏡づくり、コケのお勉強、石ナイフづくり、牛乳パックリサイクル紙すき、カエルの図鑑づくりなどのワークショップを開催しました。工作も楽しいですが、これをきっかけに、昔の暮らし、生き物、細かい部分や仕組みについてじっくりと調べたり、考えたりしてもらえると嬉しいです。
8/21(日) 吉野川紀の川しらべ隊「白屋の虫をしらべよう」
 大滝ダム建設に伴い、全戸移転を余儀なくされた白屋地区にどんな虫がいるのか、講師の伊藤ふくおさん(昆虫生態写真家)、古山暁さん(まくろみあ)とともに調べました。子供たちも暑い中、頑張って虫をさがしてくれたおかげで49種類の昆虫を見つけることができました。白屋に人は住まなくなりましたが、人間生活に寄り添って生きてきた生き物たちはまだそのままここにいます。人が住まなくなったことで自然環境にどのような影響があるのかを引き続きみなさんとしらべていきたいと思います。
結果
場所 川上村白屋
観察した生き物 49種
トンボのなかま オオシオカラトンボ・シオカラトンボ・ウスバキトンボ・アキアカネ
バッタのなかま ニシキリギリス・ショウリョウバッタモドキ・ショウリョウバッタ・ホシササキリ・オナガササキリ・ツヅレサセコオロギ・ヒロバネヒナバッタ・タマツキモドキ(幼虫)・シバスズ・ツチイナゴ・モリオカメコオロギ・オンブバッタ
カメムシのなかま シラホシカメムシ・エビイロカメムシ・クロホシカメムシ
セミのなかま ミンミンゼミ・ニイニイゼミ・アブラゼミ・ツクツクボウシ・テングスケバ(幼虫)・ツマグロオオヨコバイ
チョウのなかま ヤマトシジミ・ウラギンシジミ・キタキチョウ・ナミアゲハ・モンキチョウ・ベニシジミ・アオスジアゲハ・イチモンジセセリ・ヒメウラナミジャノメ・ツマグロヒョウモン・ミスジチョウ
ハチのなかま アシメアリ・キイロスズメバチ・ベッコウクモバチ・エントツドロバチ・キムネクマバチ・コアシナガバチ
コウチュウのなかま オオセンチコガネ・シロテンハナムグリ・コアオハナムグリ
その他 モリチャバネゴキブリ・ヒメカマキリ
8/20(土) 源流学の森づくり・山野草の里交流会
 大和川源流の桜井市三谷へ、当地で里山づくりの活動をされているNPO法人山野草の里さんとの交流会に行ってきました。森と水の源流館側からはいつも吉野川源流での荒廃した原生林伐採跡地での活動(源流学の森づくり)に参加されている源流人会のボランティアさんを中心にお邪魔させていただき、ソバの種まきなどで一緒に汗を流しました。
8/6(土) 吉野川紀の川しらべ隊「水生生物をしらべよう」
共催:奈良新聞社 AQUA SOCIAL FES!! Presents 〜吉野川環境保全プログラム きれいな吉野川を未来に残そう〜
 トヨタのハイブリッド車「アクア」が環境にやさしい車であるように、全国で一般参加型の海や川をきれいにしたり、水辺の自然を守ったりしている活動の一つです。谷幸三先生の指導で、音無川の生き物を調べました。昆虫のことや、水辺の環境のことなど、難しい話もとても面白く解りやすく説明していただきました。
結果 <午前> <午後>
河川名 (調査地点) 音無川 (蜻蛉の滝下・あきつの小野スポーツ公園)
時刻 10:15〜10:45 13:45〜14:15
天候
水温/気温 30.0℃/25.5℃ (10:25時点) 28.5℃/25.5℃ (13:55時点)
調査地点のまわり 渓谷
川岸の状態 右岸:駐車場・コンクリート岸 左岸:スギ林・コンクリート岸
川幅 3m
調査場所 平瀬
川底の状態 小石、砂
流れの速さ 遅い
水深 10〜30cm
濁り
臭い
ゴミ
きれいな水にすむ生き物 14種
ヘビトンボ(2)・モンキマメゲンゴロウ(10)・カワヨシノボリ(多)・ゲンジボタル(1)・サワガニ(5)・クロスジヘビトンボ(1)・オジロサナエ(1)・フタスジモンカゲロウ(2)・ニッポンヨコエビ(1)・ミヤマカワトンボ(1)・シマアメンボ(1)・カジカガエル(多)・カミムラカワゲラ(1)・ニンギョウトビケラ(3)
ややきれいな水にすむ生き物 7種
ダビドサナエ(3)・カワニナ(多)・アブラハヤ(多)・アメンボ(5)・コバントビケラ(1)・コオニヤンマ(5)・アカハライモリ(1)
汚れた水にすむ生き物 4種
ガガンボ幼虫(1)・ビロードイシビル(1)・キイロカワカゲロウ(1)・シロアブ(1)
とても汚れた水にすむ生き物 0種
目につく生き物 スギ・ヤマザクラ・ウスバキトンボ・・ミンミンゼミ(声のみ)・ニイニイゼミ(声のみ)・アブラゼミ(声のみ)・クマゼミ(声のみ)・コオニヤンマ・ルリセンチコガネ・スジグロチョウ・ミヤマカワトンボ
7/15(金)〜 ミニ企画展「白屋の昆虫」
 現在、白屋地区では多くのみなさまのご協力により「未来への風景づくり」が進められています。人にとっても生き物たちにとっても自然豊かな風景を未来へと伝えるため、白屋地区での調査で判ったこと、とくに昆虫について、標本やパネルにまとめました。

(追記) 8/13(土) 古山暁さん(まくろみあ)による展示解説と、昆虫標本づくりの実演がありました。標本を残しておけば、これまでの自然を知ることもできるし、これからの自然を予測したり、環境を守る目安になったりすると…ふむふむ。
7/10(日) 水源地の森ツアー
 日向にいるだけで体力を奪われる蒸し暑さ…。しかし、森へと一歩踏み入れると少し涼しくなります。太陽の光をいっぱい浴びて大きくなった葉は日陰を作ってくれ、沢沿いを吹き抜ける風もとても心地よいです。冷たい水に手を浸してみたり、柔らかい土を踏んでみたり、森の恵みをたくさん感じることができました。ナガレヒキガエルもひょっこりを顔を出してくれたり。
7/3(日)森守募金キャンペーン・おはなしカーニバル
主催:吉野子育てネットワークのほほん 共催:川上村教育委員会 後援:吉野町教育委員会・東吉野村教育委員会 協賛:国際ソロプチミスト奈良万葉
 おはなしカーニバルの会場にて、森守募金へのご協力を呼びかけさせていただきました。たくさんの方より募金を賜りました。ありがとうございます。歌あり、踊りあり、影絵あり、色々な工作もできて楽しい一日になりました。ちょうど東吉野村のひよしちゃんが通りがかったのでモデルさんになっていただきました→
7/1(金)〜 ギャラリー展示「アクリルタワシの世界」
 下流にはいつもきれいな水を流したい、それが川上村の“おもい”です。私たちにできることの一つが、食器を洗う時にアクリルタワシを使って洗剤を減らすこと。今回はシュレーゲルアオガエルやアマゴなど、源流の生き物の形に編んだもを展示していますので、形からでも興味をもってもらえれば嬉しいです。ちなみに、可愛く編めなくても、ただアクリル毛糸を丸めただけでも十分汚れが落ちます。
6/5(日) 白屋地区の草刈と植物観察
 大滝ダム建設に伴地滑りのため全戸移転を余儀なくされた白屋地区。人と自然とが関わる中で残されてきた大切な生き物を守るためにボランティアを募って草刈りをしました。場所によっては土砂の流出を防止するのに有効な荒れ地に強い植物も、ここではただの雑木・雑草で、ばっさりと切ってしまいました。また、ナルトサワギクやアメリカオニアザミなどの外来種も見られ、専門家に詳しい植物を聞いたあと駆除しました。
5/8(日) 吉野川紀の川しらべ隊「吉野山のコケをしらべよう」
 吉野駅前から七曲りの坂の入口付近でコケの観察会を実施しました。吉野川紀の川しらべ隊は吉野川を源流で守るだけでなく流域を通じて川やそこにつながる森を守るための自然環境を知る目的で実施しています。大気汚染の指標生物になっているコケ植物もあります。バス停の排気ガスがかかる場所の木の幹にはサヤゴケ、コモチイトゴケがわずかですがあったり、森のある方へ移動すると空気がきれいなところに生育するイワイトゴケなど多様なコケ植物がたくさん見られたりしました。
5/3(祝)〜5(祝) 子供から大人まで楽しめる体験いろいろ
 匠の聚のアートフェスティバルに合わせて森と水の源流館でもワークショップを行いました。どちらかといえばアートよりもアカデミックに注力…といっても難しいものではなく自然や環境や歴史のちょっとしたお話が工作に付いてくるだけです。水カンリンバづくりと森の役割の話、切目石錘づくりと太古の暮らしの話、アクリルたわしづくりと環境を守る話など少しは役に立ったでしょうか?
5/1(土) 源流学の森づくり
 一般公募で集まったボランティアさんといっしょに源流学の森づくりを実施しました。「源流学の森へは、荒れ果てた林道を歩いて行くしかありません。パルプ材開発で伐採されたっきり放置されている影響で、まだ砂漠のようなところも…。森の手入れや防鹿柵の設置など手分けして、いろいろと作業もできました。せっかくの快晴なのでお昼ご飯は外に机と椅子を並べて。野生鹿のローストぜんざい、鶏の唐揚げ、枝豆と差し入れも充実。現地に行くのは少ししんどいかもしれませんが、自然と関わりを持つことの楽しさが感じられるます。ご参加のみなさま、お疲れさまでした。
4/24(日) 水源地の森ツアー
 新緑の緑が最も美しい季節に、前日が雨というもっとも良いタイミングで今年度最初の水源地の森ツアーを実施しました。どこを見ても美しい新緑の世界でした。春になって目覚めたのは植物だけではありません。マムシもいます。これから暖かくなると気を付けないといけない季節です。
※三之公林道終点からキノコ又谷、山ノ神ノ頭方面に広がる村有林「吉野川源流−水源地の森」(概ね明神谷の左岸、三之公川明神出会いまでの右岸から三重県境まで)は原生林を保護するため、通常は一般の方の立入を制限しています。